一般的な名称として定着した感のあるEDですが、その語源は英語での正式名称である「Erectile Dysfunction」の頭文字をとったものです。
日本語では「勃起不全」または「勃起機能障害」や「勃起障害」とも呼ばれます。
なお、EDとしばしば混同されがちなのが「SD」(Sexual Dysfunction)です。
SDは性機能の障害全般を指し、「性欲、勃起、性交、射精、性的快感」のうち、どれかがひとつでもかけている状態と定義されています。
言ってみれば、EDはSDの一要素ということになります。
ちなみに、この勃起不全を表す言葉として、40代や50代以上の方であればドイツ語の「Impotenz」に由来する「インポテンツ」またはその省略語である「インポ」の方がなじみのある言葉かもしれません。
日本の近代医療はドイツから伝わったこともあり、EDという言葉が定着する前は、これらの言葉の方がよく使われていました。
ただし、「Impotenz」は直訳すると「性的不能」となり、ともすれば男性としての人格や尊厳を否定するかのような印象を与えてしまいます。
また、近年ではED治療薬が実用化され、治療の道が拓けたという状況もあります。このため「Impotenz:性的不能」ではなく、「ED:勃起障害」と呼ばれるのが通例となっています。
勃起不全は、ペニスの海綿体への血液流入が妨げられることによって起こると考えられています。
その原因については「身体的要因と精神的要因」のページでご紹介しています。
まったく勃起できないのはもちろんですが、たまに勃起できない、あるいは性交に十分なほど勃起できない場合も、広い意味ではEDに含まれます。
この判断基準となるのが、米国で提言された「勃起の硬さスケール(EHS: Erection Hardness Score)」というもので、勃起の状態を5つに区分しています。
挿入が困難なグレード2以下の場合は当然ですが、グレード3でも場合によってはED治療クリニックの門を叩いた方がよいでしょう。あくまで理想はグレード4を保てることです。
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