外科的な手術の方法について
結論から言いますと、外科的な手術によるED治療はバイアグラなどの飲み薬で効果が出ない場合の手段として考えるべきです。
手術をする前に、考えておくこと
自由診療扱いとなるため費用は100%自費負担となり、しかも方法によってはかなり高額です。
入院や術後の検査と経過観察が必要になる場合もあり、肉体的な負担も多くなります。
そして、ED発症以前と同じような性的快感を得られる保証はないという点を考慮しなければなりません。
これらの外科的治療方法は、言ってみればED治療薬以前の治療方法です。
しかし、1999年にはファイザーよりバイアグラが、2004年にはバイエル薬品のレビトラが、2007年にはイーライリリー/日本新薬よりシアリスが発売。
ED治療は劇的に身近になり、多くの男性の助けになってきました。
一方で、前時代的な感のある外科的治療法は、現代においても存在しています。理由のひとつは、ED治療薬を飲めない方もいる点。
狭心症治療にニトログリセリンを服用されている方などはED治療薬を飲むことができません。もうひとつは、ED治療薬の効果が出ない、あるいは出にくい方のため。
ED治療薬と言えど、万人すべてに効果が出るとは限らないからです。
とは言え、繰り返しになりますが外科的治療法は手間や費用や肉体的負担が大きいのが現実です。
まずはED治療薬を試したうえで、効果が出ない場合の次の手段として考えた方がいいと思います。
主な外科的治療法
- コックリング
ゴム状の材質でペニスの根元を締め付け、海綿体の血液を食い止める働きをするもの。コンドームと一体化したタイプもあります。
- 勃起補助ポンプ
ガラスやプラスチック製の円筒にペニスを挿入し、ポンプで円筒内の空気を抜き陰茎に負圧を掛けて血流の流入増を起こし勃起させる用具。
勃起後は上記のコックリングなどを装着し勃起を維持させます。
- 海綿体注射法
ペニスの中にある海綿体に薬剤を注射し勃起させる治療法。通常5分ほどで勃起し2時間ほど効果が持続します。
しかし注射後すぐに性行為に及ぶ必要があり、あまり現実的とはいえません。むしろ、自然に勃起できる可能性があるかの検査目的で行われることが多いようです。
- 血行再建手術
ペニスの動脈に狭窄や閉塞がある場合に、血管のバイパス手術や狭窄部血管の拡張手術を行うことで勃起を実現します。
高齢者や糖尿病や高血圧症などの人には不可です。術後には海綿体注射テストを行ってから性行為が許可され、3ヵ月ごとに1年間注射テストを続ける必要があります。
- 陰茎プロステーシスの移植手術
人工的な勃起を実現するシリコン製の「支柱」をペニスの中に埋め込む手術。他の治療すべてに効果が無い場合に行なう、いわば最終的な手段です。
またこの手術を行った場合、自然な勃起が回復する可能性はなくなります。よくよく慎重に検討を重ねたうえで決断すべきです。
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